−ゼルフィードについて−

【概要】

この街の建設当初、周囲の安全確保に最も尽力したと言われる《ドール》の名を冠した街。

現在はその《ドール》は存在しておらず、記録として幾つかのデータにその存在が記されているのみ。

一説には中央府の地下にコールドスリープで眠っているなんて噂も流れている。

内陸地に残る湖と、その周辺の緑地帯に築かれた人口1万人規模の街。
比較的肥沃な大地であり、街中を流れる川も美化が進んだ成果で清い流れを産む場所もある。
近場の街とも表面上良好な関係を保ってはいるものの、
大都市の常として外敵との小競り合いは頻繁に発生している。

それでも友好関係を築いている都市も少ないながら存在し、その都市間で物資のやり取りをする事もある。

 

中央部に広大な湖を擁し、その周囲に行政設備が密集している。
軍司令部もこの湖外輪にあるのだが《ドール》達がそこまで招聘される事はごく稀。
基本的には外輪部の前線施設と、点在する工業地域内にある研究施設が主な居住地域になる。
街中での非武装が徹底化されており、外輪部を除いた全地域での武装は禁じられている。
その徹底が功を奏してか人間と《ドール》との関係も比較的良好で、

非番や、休養中の《ドール》がショッピングモール等で買い物をする姿も見受けられる。
人種も様々で、混血である事が殆ど。

 

慣例的に《ドール》に姓は無く、名前だけで呼ばれている。

 

【法整備関連】

警察組織や政府が権力を握っており、治安は良い方。

モラル面での整備もなされており、現代同様に傷害事件や暴行・陵辱事件などは厳しく取り締まられる。

市街地内では《ドール》も人間も殆ど変わらない待遇を受けており、

《ドール》への暴行で有罪になった人間も存在する。

《BEAST》の存在もあり、薬物等の取り締まりはかなり厳しくなっているが、

反面、研究所からの正規品であれば殆どの《ドール》に馴染みの深いものとなっている。

 

が、研究所内部は半ば治外法権に近い状態になっているのも確か。

抜き打ちの査察が適宜入りはするのだが市街地に比べ性的な自由度は高く、

また整備や検診の際にそうした物を取り入れている場所も少なく無い。

そのため《ドール》に直接触れる立場に居る研究員は女性が殆どであり、

衣服の着用が制限される区画への立ち入りもかなり厳しく制限されている。

他の街でも見られる光景ではあるのだがこの街ではそれが極端な形で現れている場所が多い。

 

 

【研究所関連】

研究所には大きく分けて下記の様に分類されます。

・《ドール》《CORE》を専門にしている場所

・《ドレス》を専門にしている場所

・《BEAST》を専門にしている場所

・上記以外、特殊な研究を行っている場所。

 

《ドール》に関わる分野は《ドール》の羞恥心やトラブル回避に配慮し、

《ドール》に直接関わる場所では女性研究者が大部分を占めており、男性研究者を見かける事は稀です。

《ドレス》に関しても技術開発の分野では男性の活躍も多く見られますが、

実際に採寸・着付け等の調整担当はやはり女性である事が殆どです。

《ドール》の外観が人間の女性とそう変わらず、羞恥心や快楽等に対しての反応も殆ど変わらない為、

そうした配慮がなされています。